2014年10月05日

尚巴志を支えた海外交易‼︎

鹿児島県歴史資料センター黎明館では、現在黎明館企画特別展「南からみる中世の世界〜海に結ばれた琉球列島と南九州〜」が開催されており、南城市が所蔵する国指定史跡島添大里城跡と国指定史跡佐敷城跡の出土遺物(中国産陶磁器等)が展示されています。

このような企画で展示されることは極めて意義のあることだと思います。

普段、我々が遺物を観察する際に時間軸と空間軸の双方が重要になってくるのですが、なかなかそれを可視化していこうとするとかなり色々な所から遺物を収集してこなければなりません。

これはかなり難しいことです。

しかし、本企画ではそれが可能な内容になっています。

尚巴志を語る上で海外交易の発展は欠かせない要素ですが、それにはその背景にある国際関係を把握しておく必要があります。
これらは考古資料の分布状況から当時の流通を見ることで段々と浮き上がってきます。

つまり点で研究するだけではなく広く比較検討することで位置付けがハッキリしてくるということです。

これは南城市の歴史・文化が世界的に見てどうなのかということを把握しようとするものでもあります。


さて、これから琉球大学法文学部の池田教授による講演が行われます。

講演の、タイトルは「中世南九州と琉球王国成立以前の琉球列島」。

楽しみです‼︎

















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