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2017年11月19日

斎場御嶽休息日の展示会やっています(Part2)

本日、二日目です。

今回は、もう一つの展示物である、当時の士族の女性の衣装や小物の展示についてです。

今回展示されている衣装は、南城市が催した聞得大君(きこえおおきみ)の就任儀式である「御新下り(おあらおり)」の際に行われた100人行列を再現した際に使用したものとなっています。
中央の青を基調とした衣装が゛聞得大君”であり、向かって左側に゛大ノロ”、右側に゛あむしられ”となっています。
休息日衣装

聞得大君とは、琉球王国の最高女神を指す美称辞であり、1470年に即位した尚円王の王女月清(おとちとのもいかね)が任命されて以来、第二尚氏王統の当代王の王女・王妃・王母などがその職につきました。
その就任儀式が「御新下り」であり、首里城から斎場御嶽までの行幸が行われました。

大ノロとは、現在の市町村といった行政単位を指す「間切」の祭祀を司ったノロのことをいい、「大」とは美称辞です。
100人行列の際には、女大親と聞得大君の間にいて、御轎(みこし)の先導としての役割を果たしています。

あむしられは、ノロを指します。地域の祭祀を司ったノロと同じくらいの格を備えていました。100人行列の際には、佐敷按司の付き添い役として、御轎の前後に位置しています。

休息日大道具
大道具では、御轎が展示されています。がんじゅう駅では通常展示され、座ることができますが、今展示では座ることができません。
座りたいと思った方は、次回にトライしてください。

小道具では、神扇、簪、勾玉、ハベルが展示されています。
休息日小道具

なかなかの見応えとなっていますので、多くの方のご来場をお待ちしています。



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Posted by 尚巴志活用MP at 09:00│Comments(0)南城市の文化遺産
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