第4話 ミントングスク

尚巴志活用MP

2015年01月29日 08:44

ミントングスクは、ミントンという旧家の南西側にあるグスクですが、石積などは確認されていません。
頂上付近には神墓と呼ばれる拝所が存在します。
グスクの周辺からは磨製石器や縄文時代中期系の土器が発見されている他、シャコガイのかけらや多数の貝殻が発見され、グスク以前、つまり貝塚時代の人々の生活の様子がうかがえます。

伝説では、アマミキヨがヤハラヅカサに降り立ち、浜川御嶽近くの岩穴で仮住まいした後、安住の地としてミントンに住み着いたとされます。

元々人々の生活があった場所に安住の地として住み着いたアマミキヨはどのように受け入れられたのでしょうか。
重要なのは、周辺の玉城グスクはアマミキヨが築き、垣花グスクはミントン按司の次男が築いたとされる伝説があり、一族がミントンからどんどん勢力を拡げたとされているということです。
アマミキヨは海の彼方から文明を持ち込み狩猟採集社会から農耕社会に変えた一族だったのでしょうか。
この辺りは将来的にミントングスクで発掘調査を行っていくしか明らかにする方法はありません。


ミントングスクは石積が無いので初期のグスクでしょうか?


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