風の又三郎で感じたこと

尚巴志活用MP

2015年03月05日 22:10

昨日、南城市文化センター・シュガーホールの中庭、つきしろ広場で小池博史ブリッジプロジェクト第3弾「風の又三郎」が上演されました。

自然との共生は今に始まったことではなく、人類史が始まると同時に築かれたものです。

本作品では肉体表現を駆使しながら役を全うするパフォーマーと空気を創る演奏家、そして演出。

時間と空間の2軸を意識した演出家小池博史ならではの舞台となりました。

風はいつでもそこにあるが、それは一昨夜までどこで吹いていた風でしょうか。

風は巡ります。

地球全体をステージにしてストーリーを紡ぐ風はダイナミズムそのものです。

あの頃、尚巴志に吹き付けた風は彼の背中を押したのでしょうか。

風は中国と琉球を行き来する交易船にとって無くてはならないものです。

しかし必要以上に吹けば船そのものを転覆させてしまいます。

だから人は祈ります。

祈るしか無いのかもしれません。

沖縄にこれだけ祈りの文化が残されているのはそれだけ自然と対峙してきた証なのでしょうか。

そして南城市にはよりたくさん。

祈りの先には自然があります。

自然の前での人の在り方とは。







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