文化遺産めぐりコンサートin稲福殿
12月8日 金曜日、大里の稲福区で文化遺産めぐりコンサートを行いました。
今回の会場は稲福殿(イナフクヌトゥン)です。
稲福殿は、かつての稲福集落の中心部にあった拝所です。(戦後山の下に移動しました)
古くは、グスク時代の集落跡が見つかっており、その当時もここ稲福殿を囲む形で集落が広がっていました。
その由緒ある場所で、今回の文化遺産めぐりコンサートは行われました。
前日からのあいにくの天気で、この場所での開催も危ぶまれましたが、無事行うことができました。
しかし、風も強く、寒い中での開催です。
ご来場の方々も、ダウンジャケットを身にまとっての観覧です。
出演者は、着物一枚ですので、寒かったと思いますよ。
今回の演目は、執心鐘入の語り組踊。
中城若松の恋する宿の娘の愛憎劇。
恋しい若松に袖にされたことで、鬼にまでなって追いかけていきます。
クライマックスでの座主との鎬合いでの盛り上げりは、寒さを忘れるほどに熱があるものとなり、皆さんどんどんとひき込まれていきました。
終演後は、アフタートーク。
地謡のお二人を交え、地謡の苦労話などが語られました。
組踊では、指揮者がいないため三線の一人の呼吸を感じて歌い始めることや地謡の方は唱えをすべて覚えており、唱えに合わせて謡いはじめることなどのお話しを聞くことができました。
また、唱えを覚えているという話から、いきなり唱えを言ってもらうというサプライズもあり、笑いもあったアフタートークとなりました。
観客も出演者も寒かったですが、楽しいひと時になったと思います。
明日12月15日は、知名で行いますよ。
時間は、18時半からです。
会場は、知名農村公園(ヌーバレーを行う会場になります)。
車でお越しの際は、旧公民館でご駐車ください
多くの皆さまのご来場お待ちしています。
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